電気自動車(EV)の消耗品の交換って高くつくのでしょうか?

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電気自動車にはエンジンやミッションがありません。オイルを使う部品もわずかです。しかも回生ブレーキと言って、減速時に発電する機能が、エンジンブレーキのような役割を果たすので、ブレーキパッドの減りもガソリン車に比べると少ないのが特徴で、その他の消耗部品についても、ガソリン車よりも点数そのものが少ないため、メンテナンスのコストは低く抑えられます。

電気自動車のスピードって、どのくらいでるの?

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車種によって異なりますが、ガソリン車と同じようにスピードが出ます。加速感だけについて言及すれば、EVの加速感はスゴイです。「Like-T3」の場合は時速50㎞/hを少し超えた時点でソフト的にリミッターをかけています。あくまでもクルマのコンセプトに照らしてメーカーとして設定し、型式登録時に申請している内容です。法律的には高速道路を走行できるクルマですので、リミッターを解除することで、性能的には更にスピードを出すことができますが、クルマの特性上、60㎞/hを大きく超える速度での走行は危険が伴うと判断しています。観光地や構内利用のために制限速度を下げることについては、利用状況を判断した上で、特約店による改造対応で可能です。また、ユーザーの自己責任と特約店の判断によって、制限速度を60㎞/hまで引き上げることについては合法的な改造対応で検討可能です。しかしながら、安全上の理由から、リミッターを解除することについてはお受けすることができませんのでご了承下さい。

走行途中にバッテリーが切れたらどうすれば良いのでしょう?

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車種によって詳細は異なりますが、「Like-T3」の場合は、バッテリーが完全になくなる前に、バッテリー容量が一定レベルまで低下すると警告ランプが点灯し、一旦、バッテリーが駆動しなくなります。その状態から、再度STARTしますと、退避走行モードに切り替わり、低速での走行のみ可能となります。退避走行モードの利用は2回までが限度で、その後は、バッテリー保護のため、動作しなくなるように設定されています。バッテリーの残量計を見て、一旦、退避モードに入ったら、安全な場所に退避して、契約されているJAFや最寄りの整備工場に100Vコンセントを利用できる場所まで運んでもらうか、近距離に充電可能な場所がある場合、周囲の安全に配慮して、押して行って下さい。

電気自動車(EV)って価格が割高に感じるんだけど・・・・・・

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一般に電気自動車は、その生産台数が、一般に普及しているガソリン車に比べて各段に少なく、量産によるコストダウン効果が小さいため、割高になっているのが現状です。しかし、そのライフサイクルコスト(使っておられる間のトータルコスト)に着目すると、状況は異なります。電気自動車の電費は、市街地で同じ距離を走行する一般的な軽自動車(ガソリン車)の実燃費と比べても約10分の1と安価なコストで走行可能です。しかも電気自動車はその構造がガソリン車のように複雑ではありませんので、メンテナンスの費用も安くつきます。その上、「Like-T3」の場合は、法律上、側車付軽二輪(250cc以下のバイク扱い)のカテゴリーに分類されるため、車検も車庫証明も不要ですので、経済的なメリットがとても大きくなります。使い方にもよりますが、3~5年で軽自動車(ガソリン車)のライフサイクルコストを下回り、経済的な効果が生まれます。